DHAはどこに存在する?

DHAは人間のすべての細胞に存在し、特に目、脳、心筋、胎盤の順に多く含まれています。 目はDHA全体の約50%を占めています。特に網膜に多く存在し、葉酸と栄養の受け取りをスムーズにしていると考えられていいます。 また、脳細胞においては、記憶学習機能をつかさどる「海馬」という部分に多く含まれ、ここで神経細胞の情報伝達をスムーズにします 。目は脳の分化した機能の一部なので、例えば眼精疲労が激しくなると集中力が低下しやる気がなくなるのは 、視神経と脳が密接に情報伝達を行っているのですがそこが円滑にいかず負荷がかかっていて、集中力を欠くのです。 つまり、単純に疲れているから、でなくこの一連の現象には意味があるのです。

魚を食べるほどうつ病のリスクが低下?!

認知症やうつに良い結果を出している、という報告がされているのですが、 そのような意味からも普段から魚を食べているとうつ病のリスクは低下すると考えられています。 青魚に含まれるDHAが、脳の神経細胞などを活性化し、低下している脳の記憶力を改善し、集中力が向上します。 また、近年ではさまざまな研究で、魚をよく食べる習慣のある国の人は、うつ病の発生率が低いということが報告されています。
DHAは脳の葉酸や栄養をスムーズにサポートしてくれますが、それとうつがどのような関係があるのでしょうか?それはDHAやEPA が、精神の安定にかかわる神経細胞に働いて、ストレスを緩和する働きがあると見られているからです。これは、例えば 、魚に含まれている脂肪酸「EPA」、「DHA」の血中濃度が高い人は、低い人と比べて自殺未遂を引き起こす危険度が大幅 に減ることが、日中共同の疫学調査でもわかっています。統計でいうと、DHAの場合は自殺のリスクが5分の1になったのです。

体に大切だけれど摂りすぎに注意!

体にとってとても大切なDHAですが、だからといって摂りすぎは体に良くありません。 まずは、今の自分の食生活が乱れていないか、何か偏っていないかなど見直すことから始めて、バランスをとることが大切です。
例えば、うつ防止目的で魚の多食、あるいはDHAサプリメントなどの「n-3系脂肪酸」の摂取を勧めるのには、エビデンスが十分たまってからという研究者もいます。そして、脂肪酸は、やはり脂肪ですから過剰にとればエネルギーの過剰摂取になってしまいます。だから、食事で摂る場合はバランスよく摂り、サプリメントの場合は濃縮しているので、その量をきちんと守って飲むことがとても大切なのです。